高濃度ビタミンC点滴免疫・風邪の予防

高濃度ビタミンC点滴療法は、普段の食生活では十分に補うことの難しい各種ビタミンを直接体内に投与することで、体の内側から効率よくケアする治療です。

・有効成分を短時間で補える

・経口摂取に比べ、点滴ではビタミンCの血中濃度が20〜40倍に増加する

・注入する成分を症状や目的にあわせて選べる

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免疫・風邪の予防における高濃度ビタミンCとは

免疫・風邪の予防における高濃度ビタミンCとは

高濃度のビタミンCを点滴によって投与することで、身体の様々な要素を酸化させる「活性酸素」を除去し、白血球やマクロファージの機能を高めて免疫力を上げます。風邪をはじめとした様々な病気の予防に有効です。

ビタミンCによる免疫アップ効果

私たちのカラダのビタミンCの体内局在濃度は、血液中を1とすると、高い順番に、副腎150、白血球80、脳神経細胞20となっています。
ビタミンCを体内で合成することができない私たちのカラダは、喫煙や紫外線をはじめ、睡眠不足、精神的ストレス、食べすぎ( 消化管ストレス )、野菜不足の食生活など、様々なストレスにさらされ、体内で酸化ストレスがもたらされます。すると、体内のビタミンCの局在濃度の高いところからビタミンCは消費され、容易に不足していきます。

これにより、副腎皮質機能低下( ストレス抵抗性低下 )・副腎疲労・風邪のかかりやすさ・全身倦怠感・眼精疲労・コラーゲン形成低下・メラニン合成が関わるシミやソバカス・炎症後の皮膚色素沈着などにつながります。さらに、ビタミンCが枯渇すると血管をつくるコラーゲンが作れなくなり、鼻出血・歯肉出血なども生じます。

「高濃度ビタミンC点滴」は、経口のビタミンCサプリメントでは得ることのできない高い血中濃度に到達することにより薬理学的な効能として、抗酸化ストレス作用、コラーゲンやカルニチンの生成促進作用、メラニン合成抑制作用、プロスタグランジンE₂を減少させる抗炎症作用、ヒスタミンの遊離抑制作用、マクロファージ食作用亢進などの免疫調整作用があります。

このような方におすすめです

  • ・疲労感を感じている方
  • ・風邪の引き始めのような症状を感じた方
  • ・髪にコシ・ツヤがなくなったと感じている方
  • ・お肌の弾力がなくなったと感じている方

高濃度ビタミンC点滴の効果

疲労回復効果

ビタミン剤の経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労・倦怠感の回復に即効性があります。また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、健康的なホルモンの働きを応援し、ストレスに対応できるからだをつくります。

疲労回復効果

免疫力の向上

体内のウイルスや病原菌を排除する「白血球の機能」を強化して免疫力をアップします。発する活性酸素を抗酸化作用で無毒化します。また、活性酸素から肌を守り、皮脂の分泌を抑制してニキビの予防・改善もします。

高濃度ビタミンC点滴の効果超高濃度ビタミンC点滴を受ける前に、
当院では安全のため必ず血液検査を行っております。

G6PD検査とは、「G6PD欠損症」と呼ばれる疾患があるかどうかを調べる検査です。

数千人に一人と言われるまれな病気ではありますが、G6PD(グルコース6リン酸脱水素酵素)は赤血球の機能を保つための酵素で、この酵素が欠損している状態で高濃度ビタミンC点滴を受けると赤血球が破壊され、重度の溶血性貧血を起こすことがあります。

その為、当院では高濃度ビタミンC点滴20g以上を受けられる場合、事前にG6PDの採血検査を必ず受けていただくようお願いしております。(初回の10g投与時に採血をいたします)

※もし、既に他院でG6PD検査をされていらっしゃる患者様では、検査結果をお持ちいただければ当院での採血は必要ありません。※検査結果には採血から2~3日前後いただきます。

主なリスク、副作用など

点滴部の痛みや発赤
点滴速度を遅くしたり温める等の対応をいたします。
低カルシウム症状
手のしびれなどの症状が出現することがありますが、カルシウムの点滴混入で速やかに改善されます。
下痢、吐き気、動悸、頭痛、ほてり感など
いずれも軽度で点滴当日に改善することがほとんどですが、ご心配なことがございましたらご連絡をお願いいたします。

料金表

施術内容 料金(税込)
超高濃度ビタミンC点滴10g(初回のみ) ¥8,000
超高濃度ビタミンC点滴20g ¥15,000
超高濃度ビタミンC点滴30g ¥20,000
初回のG6PD欠損症の検査費用 ¥6,000
  • ※30g以上の投与を希望される方はご相談ください。
  • ※当院の1回の最大投与量は50gまでです。
    それ以上の量の投与を承っておりません、ご了承くださいませ。

当院で使用している超高濃度ビタミンC点滴には防腐剤は一切入っていない安全な製剤を使用しています。

治療の流れ

治療の流れ 治療の流れ

※初回はG6PD検査とビタミンC10gの投与となります。

よくあるご質問

Q.高濃度ビタミンC点滴において副作用はありますか?
ビタミンCは正常細胞を傷つける事はないので、副作用は基本的にありません。
Q.ビタミンCの経口摂取で同じ効果が得られますか?
ビタミンCをサプリ等で経口摂取しても、1回摂取量が200mg程度しか消化管から吸収されず、残りは尿として体外に排出されてしまいます。点滴により血管内に取り込むのでは、血中濃度で20~40倍以上と、大きな差があります。ビタミンC血中濃度を飛躍的に上昇させると短時間で全身に行き渡り、高い抗酸化作用が得られ、アンチエイジング、美白などの美容効果、疾患予防、身体機能の改善に効果があります。点滴の回数を重ね、血中濃度を保っていくことが美容と健康の維持に繋がります。
Q.治療の間隔について教えてください。
アンチエイジング・美容目的のビタミンCは、週に1回から月に1回など、患者さんにより異なります。また、投与量も抗がん目的と比較して少量となります。治療の間隔は、受診時に担当医とご相談ください。
Q.効果が出るのはいつごろですか?
個人差があります。すぐに感じる人もいますが、継続的治療が効果的ですので、詳しくは担当医とご相談ください。
Q.ビタミンC点滴25gで約1時間の施術時間とのことですが、もっと短いお時間でお願いできますか?
時間をかけて少しずつ点滴したほうが、血中濃度を高く保てるので、より美肌・健康に効果が高くなります。また、点滴の速度をあげると血管に痛みを感じるなど副反応が出る場合もあります。そのため、当院ではより効果が高く、患者様にもご負担の少ない速度で点滴させていただいております。
Q.血液検査で判定が必要なG6PD欠損症という病気について詳しく教えてください。
G6PD欠損症(グルコース6リン酸脱水素酸素欠損症)とは、赤血球にあるG6PDという酵素の欠損により、溶血(赤血球が破壊される) が起こる病気です。数千人に1人と言われている先天性遺伝性疾患です。
G6PD活性が低下している方が、高濃度ビタミンC点滴を血管内に投与すると、溶血性の貧血を起こす危険性があります。その為、当院では高濃度ビタミンC点滴20g以上を受けられる場合、G6PD採血検査を必ず受けていただくようお願いしております。
Q.健康保険は適応されますか?
現在、高濃度ビタミンC点滴療法は保険診療の対象外となるため、治療費は全て自己負担となります。
Q.超高濃度ビタミンC点滴は、どのクリニックで受けても同じ効果が得られますか。
クリニックによって効果が異なることがあります。安全かつ効果的に点滴を受けるためには下記の2点を確認してください。
1)医師が超高濃度ビタミンC点滴に関する正しい知識をもっていること。
2)点滴用ビタミンC製剤が冷蔵を保ったまま輸送・保存されていること。